ネコちゃんのお悩みcat
ネコちゃんによく見られる
病気と症状についてご紹介
腎不全
高齢のネコちゃんの死因の中でも多くを占めるのが腎不全です。
腎臓の機能が低下して、進行すると完全に働かなくなります。
食事の内容や慢性疾患(口内炎など)、ウイルスなど原因はさまざまです。
症状
- 薄い色の尿を大量に出す
- 喉が渇く
- 食べ物や飲み物を吐く
- 食欲不振
- 痩せてきた
- ふらつき
- 吐き気が止まらない
治療
投薬治療と食事管理によって、機能不全の進行を遅くするよう治療します。
泌尿器の病気(尿路結石・膀胱炎)
腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結石ができる「尿路結石」と、膀胱に細菌が入って炎症を起こす「膀胱炎」はネコちゃんに多く見られる病気です。
症状
- おしっこに何度も行く
- おしっこをする際に痛がる
- おしっこが出にくい
- おしっこに血が混じる
治療
尿路結石の場合は、結石を溶かし排出するために投薬を行ったり、食事管理を行います。
結石が大きい場合は外科手術によって取り出すこともあります。
膀胱炎の場合は細菌による炎症を抑えるために、抗生剤を投与します。
腫瘍
内臓や皮膚など広い範囲にできる、良性もしくは悪性の腫瘍です。
触ってわかる腫瘍もあるので、日頃から飼い主様が動物に触ってチェックしておくのもよいでしょう。
よくある病気
- 胃・腸など内臓にできる腫瘍
- 生殖器(前立腺、精巣、子宮、乳腺)にできる腫瘍
- 皮膚の腫瘍
など
症状
- 元気がない
- 食欲不振
- 患部に腫れやしこりが見られる
- 極端に痩せてきた
- 初期の場合は無症状のことも多い
治療法
外科手術による摘出、投薬による化学療法、放射線治療などを行います。
便秘
ネコちゃんに多く見られるのが便秘です。
たかが便秘と思われがちですが、長期にわたると内臓器官に悪影響を及ぼし、最悪の場合は死に至ることもあるので注意が必要です。
症状
- 3日以上、便通がない(通常は1日1回が正常)
- 何度もトイレに行く
- 便が出ず、トイレの時間が長くなる
- 細い便しか出ない
- 食欲不振
治療法
便秘の原因に応じた薬物治療や、重症の場合は浣腸をします。
また、食事の見直しも同時に行います。