去勢・避妊手術castration
望まない妊娠防止・病気予防も
日帰りの「去勢・避妊手術」
去勢・避妊手術の必要性
当院では、ワンちゃん、ネコちゃんともに去勢・避妊手術を推奨しています。
それは望まない出産をしないためという目的のほかにも、病気予防の意味合いもあります。
もし将来的に出産を望まないのであれば、去勢・避妊手術をしておくことをおすすめします。
去勢・避妊手術のメリット
- 望まない出産がなくなる
- 病気の予防になる
・男の子の場合(睾丸腫瘍、精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺種、会陰ヘルニアなどの病気)
・女の子の場合(乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などの病気) - 問題行動が少なくなる
性ホルモンによって発情期に起こる問題行動(遠吠えの繰り返し、ケンカなど)が抑えられる。
当院の去勢・避妊手術
日帰り手術で受けられる
基本的に当院の去勢・避妊手術は日帰りで受けていただけます。
それぞれ手術時間は1~2時間程度です。
傷口を小さくする技術
動物の体への負担をできるだけ減らすために、手術の際の傷口をできるだけ小さくするよう心掛けています。
これにより術中の出血が抑えられ、術後の回復も早くなります。
安全な全身麻酔を目指す
去勢・避妊手術は全身麻酔のもとで行います。
そのためリスクがないわけではなく、動物の体への負担もあります。
当院では、病歴や現在の健康状態などをしっかり診断させていただき、適切な手術を行います。
また、飼い主様には全身麻酔のメリットとデメリットを丁寧にご説明いたします。
去勢手術について
全身麻酔を行い、包皮と陰嚢の間の正中線の上を1~1.5cmほど切開して、精巣と睾丸を摘出します。
手術時間は約1時間程度です。
手術のタイミング
生後6カ月~1年前くらいの、生殖能力が出来上がる前をメドに行うのがよいでしょう。
避妊手術について
全身麻酔を行い、開腹して卵巣や子宮を摘出します。
手術時間は1~2時間ほどです。
手術のタイミング
乳腺腫瘍の発症を抑えるためにも、初回の発情を迎える前がベストといわれています。
個体差はありますが、生後6~8カ月くらいで最初の発情が起きる傾向にあります。